セッションとはどういう意味?わかりやすくご紹介

Web担当者ならもちろん、そうでない方もWebに少しでも携わる方なら”セッション”という単語を聞いたことがあるのではないでしょうか。
ごく簡単に言えば、サイトへのアクセスのことです。
しかし、ひとえに「1回アクセスしたから1セッション」ということでもなく、人によってセッションの認識が曖昧ということも少なくありません。
ここでは、セッションとは何か、仕組みやどんなときに使われる言葉なのかについて解説していきます。Webの担当者なら必ず覚えるべき単語ですし、これまで何となくでしか理解していなかった方もこれを機にしっかりと理解するようにしましょう。

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セッションとは?言葉の意味などをご紹介

セッションとは、アクセスの開始から終了までの一連の通信のことです。Webサイトのアクセス解析などの指標でもあるセッションは、サイトにアクセスしてから一定時間経過することで通信が終了し、これを「1セッション」としてカウントします。

セッションにおける一番のポイントは”一連”の通信であることです。
たとえば、あるWebサイトにアクセスして、そのサイト内で3ページを閲覧して離脱したとします。3ページ閲覧したものの、これは一連の通信の中で行われたものなので、1セッションになります。

また、あるWebサイトにアクセスして、3ページを閲覧したとします。
その3ページ目の途中で離脱はしなかったものの、ページを開いたまま数時間放置したとします。数時間後に同じWebサイトの別のページを2ページ閲覧しました。そうすると、これは2セッションになります。
なぜ2セッションになるかというと、最初に閲覧した3ページ目で時間が空いてしまったためです。
基本的にセッションは30分経過することで通信終了とみなされます。そこからまた別のページに遷移することで、新しい通信が開始されたことになるのです。
ただし、この”30分”という時間はあくまでデフォルトの期間で、任意の時間に変更することも可能です。一般的な話では、セッションは30分でリセットされるものとされています。

セッションの仕組みについて

セッションがカウントされるには次のような仕組みがあります。
まず、ユーザーがWebサイトにアクセスすることで、Webブラウザからサーバーへ該当するページの情報を取得するように信号が発せられます。その信号を受信したサーバーはデータをブラウザへ送ります。これがWebブラウザとサーバー間の通信になります。こうしてサーバーは「Webブラウザからアクセスしてきたユーザーとの通信が行われた」と認識するのです。

1ページ分のデータのやり取りで終わる場合は直帰になります。
しかし、「このページの次はこっちのページも見たいな…」と他のページに移ることも多いでしょう。「それでは次のページのこの情報をください」とユーザーはWebブラウザを通してサーバーへ再度信号を送るのです。
サーバー側も「このユーザーとの通信はまだ終わっていないのだな」と認識することで、これが”一連の通信”となり、セッションとなるのです。

サーバーはアクセスしてきたユーザーを永続的に覚えておくことはできません。
なので、30分という決まった時間経過によって、通信終了とみなし、そこで初めてセッションが切れるのです。
セッションの仕組みはこのようにして成り立っています。

セッションが使われる場面について

セッションが用いられるのは主にアクセス解析の場面がほとんどです。
Webサイトにどれくらいのセッション数があったのかによって、対象期間のアクセス数が前の期間と比べて増えたのか、減ったのかを確認します。

基本的にはGoogleアナリティクスなどのWeb解析ツールを用いて計測するため、サイトに解析用のタグを埋め込む必要があります。そのため、セッションを確認できるのは自身が管理しているサイトのみで、競合サイトのセッション数を確認することはできません。

セッションと間違えやすい用語について

Webの世界では多くの専門用語が出てきます。アクセスの指標の1つであるセッションですが、これと似た用語もいくつか存在します。たとえば以下のような単語が挙げられます。

  • ユニークユーザー
  • PV
  • トラフィック

これらの用語はそれぞれ意味が異なるため、正しく理解しておく必要があります。それでは違いを見ていきましょう。

ユニークユーザーとの違い

ユニークユーザーは、Webサイトへアクセスしたユーザーの数のことです。セッションは1連の通信のことなので、期間を決めた中で複数回カウントされることがありますが、ユニークユーザーはその期間内では1度しか計測されません。

ただし、ユニークユーザーは必ずしも1人の人間というわけではありません。
計測の方法として、1つのWebブラウザをユニークユーザーとしてカウントするため、同じ人でもPCからのアクセス、スマホからのアクセス、Chromeからのアクセス、インターネットエクスプローラーからのアクセス…など異なるので注意が必要です。

PVとの違い

PVは、PageView(ページビュー)のことで、対象ページの閲覧数になります。セッションは複数ページを見ても1セッションではありますが、PVの場合は1セッションの中で複数のページを見たら、その分だけPVが増えます。

なので、セッションやPVの指標の他に「ページ/セッション」という指標もあります。これは1ションの中で閲覧されたページ数の平均の値になります。
これもアクセス分析においてはよく利用される指標なので覚えておきましょう。

トラフィックとの違い

トラフィックは、Webブラウザからサーバーへ情報をリクエストする量のことです。ここで肝となるのが、セッションは一連の通信の回数のことで、トラフィックは量であることです。セッションは明確な数値としてカウントすることができますが、トラフィックはどれくらい活発にデータ通信のためのやり取りが発生したのかを大まかに表す指標になります。

つまり、トラフィック数が多いからといって必ずしも「アクセスも同じように多い」とは言えないということです。あくまで概算値になるので、参考程度にしましょう。

まとめ

ここまでセッションとは何か、仕組みや使われる場面、似た用語との違いについて解説してきました。Webに携わる方は耳にしたことがない人はいないWeb用語ですが、これまでのあなたの理解と照らし合わせて間違いはなかったでしょうか。
今一度、用語の定義について正しく認識し、アクセス分析などに活かしてみてください。

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