ユニークユーザーとは?意味や他の指標との違いを解説

UU(ユニークユーザー)は、Googleアナリティクスを使ってアクセス解析をしていくうえで欠かすことのできない重要指標のひとつです。
PV数・セッション数など似たような指標がありますが、意味が異なるため
正しく理解しておかないと、誤った分析をしてしまうことになります。

この記事では、UU(ユニークユーザー)の意味をはじめ、どのような時にどういう視点で見るべき指標なのかを、PV・セッションとの違いも交えて解説しています。また、基本となる解析ツールであるGoogleアナリティクスにおけるのUU数の調べ方も併せて解説いたします。

また、アクセス解析の中でも再訪率を上げるためのコツについて知りたい!という方のために、動画セミナーをご用意しています。あわせてご覧ください。

セミナー【動画】SEO徹底解決セミナー:
第12回「再訪の重要性、再訪率の上げ方」

UU(ユニークユーザー)とは

UU(ユニークユーザー)とは、分析対象期間内にウェブサイトに訪問した(Web上の定義における)ユーザーの人数を表す数値です。 集計期間内であれば、同一サイトに (Web上の定義における) 同一ユーザーが何度も訪問したとしても、UUは1としてカウントされます。
※同一ユーザーが異なる端末を使用した場合はその限りではありません。

例えば、AさんがWebサイトを訪れ、ページ①・ページ②・ページ③をそれぞれ1回ずつ閲覧した場合、UU(ユニークユーザー)は1になります。

期間内であれば別の日にwebサイトを訪れたとしてもUUは1のままで増えません。

ユニークユーザーとPVの違いは?

UU(ユニークユーザー)と似た指標にPV(ページビュー)があります。

ユニークユーザーとPVはどう違う?

PV(ページビュー)は期間内にウェブサイトのページが何ページ閲覧されたかを表す指標です。

先ほどの例に合わせると、AさんがWebサイトを訪れ、ページ①・ページ②・ページ③をそれぞれ1回ずつ閲覧した場合、PVは3となります。

期間内の別の日にAさんがwebサイトを訪れ、
ページ①・ぺージ③・ページ④・ページ⑤を閲覧した場合、PV(ページビュー)は1日目の3ページ+別日の4ページで=7ページになります。

PV(ページビュー)は単純に訪問者が閲覧したすべてのページ数を表します。
UU(ユニークユーザー)は期間内に何人のユーザーが来たのかを表します。
そのため基本的にはUUがPVを上回ることはありません。

UU(ユニークユーザー)を計測する仕組み

UU(ユニークユーザー)数の集計方法は、使用するアクセス解析ツールによって違いがあります。しかし、基本的には、以下の3データを元にしています。

  1. IPアドレス
  2. ホスト名
  3. Cookie

Googleアナリティクスはcookieの情報を元に計測を行っています。

Cookieはサイトの訪れたユーザー毎に発行されます。
その情報を持ったユーザーが再度訪問しても、Cookieの情報から再度訪問したことがわかるのでユニークユーザーの数は増えない仕組みになっています。

ただこの計測方法が完璧な訳ではありません。
例えば別のパソコンから同じユーザーが訪問した場合はcookieの情報が別になるため、ユニークユーザーは2とカウントされます。また同じユーザーがスマートフォンから訪問した場合も別のユーザーと判断されるため、ユニークユーザーが増えてしまいます。
このように同じユーザーからの訪問であっても、ユニークユーザーが2や3とカウントされる場合があるため、UU(ユニークユーザー)=サイトを見た人数とは言い切れない点はGoogleアナリティクスを利用して分析する際は注意しましょう。

Googleアナリティクス上でのUU数の調べ方

Googleアナリティクスを使ってUU(ユニークユーザー)数を確認する方法をご紹介します。

UU(ユニークユーザー)は「ユーザー」という指標で集計されています。
残念ながらGoogleアナリティクスでは「UU」「ユニークユーザー」という指標では出て来ません。すこしややこしいですが、そこは覚えておきましょう。

GoogleアナリティクスにおけるUU数は、
サイドバーの「ユーザー」 → 「概要」メニューを開くとユーザー数を見ることができます。
調査機関を変更したい場合は右上の期間設定ボタンから期間を設定して、「ユーザー」という箇所の数字を確認すればUU(ユニークユーザー)数の分析が可能です。

ユニークユーザーを使って分析する方法

こちらではユニークユーザーの指標を使った分析方法をご紹介します。

これは当たり前の話ですが、ユニークユーザーの数値をそのまま見て、どれくらいのユーザーに見られたのかを知ることができます。
PV(ページビュー)数をUU(ユニークユーザー)数で割ることによって、1ユーザー当たりどれくらいのページを見ているのかを知ることができます。

こちらの数値が低ければ、別ページに飛びにくいのか、お問い合わせのボタンが分かりにくいのかなどを考えるヒントになるかもしれません。

まとめ

ユニークユーザー数は、webの集客分析においてかなり重要な指標になります。
最初はページビューとの違いなど、混同してしまう部分があるかもしれませんが
正確にサイトを分析するには、覚える必要のある指標です。
UU(ユニークユーザー)数から様々なサイト改善のヒントがあると思いますので是非お役立てください。

「対応方法が分からない」「自分でやるのは難しい」とお悩みの方には、実装も可能なジオコードのSEOがおすすめです!